2020-05-04

20200504/BLOG/このところ思うこと

去年あたりから、パッケージを含めて、
さまざまな部分で 削いでいっている理由は。

“ハンドメイド”、”キャンドル”、ということのほっこり感を
“外側”からは、減らしたいのです。
「ほっこり」は 、
使ったその方がもしも感じて下さるのであれば、
それはご自由にお任せで。
こちら側から目指しているのは、あくまで、ただ
かっこいいプロダクト。

それは必ずしも、ろうそくでなくともよくて。
レメディや、 精油や、 こだわりのコーヒー、 スモールバッチのクラフトジンなど、ストーリーがあり、”魔法の息”のかかったもの。
でも、スタンダードで、 イメージとしては 薬局や、酒屋さんで、買えて、生活の中で実用的であるもの。

一昨年の春くらいに、 友だちと、かっこいいお店でコーヒーを飲みつつ話している時、そのイメージがやってきたのだけど、なんだかやっとこさ、「そこ」に少しずつ近づいてこれたのかもしれない。
と、 ここ毎日、作りながら思っています。

まあ、そもそも、あの重々しい店舗を作った時点で、ほっこりではなかったけれども。でも、”中世”というタグを はずしたら、
“魔法”という言葉が自由に一人歩きし、 妙にほっこり、もしくはキラキラ(願いが叶う魔法のキャンドル☆的な…) 方面に行きそうで、
それは、大変に嫌だったのです。

決してほっこりするものやキラキラなものが悪いわけではなく。
わたし個人の好みの話で、男性の「物をみる視点、目線」の方が、しっくり来るというか。
Aureaに「中世の魔法の世界」をもっと大きく設定していた時は、あえて女性的な表現にしていたりもしたのだけれど。
キラキラかわいいものやほっこりするものよりも、上質で美しいとか、無骨で実用的で、デザインに無駄がないとか、本来の好みはそちらなので、センスのよい男のひとにかっこいい、と言われることが何よりも嬉しかったりするのです。

男性がご自分で日々の中で使うということや、男性への贈り物としての「物」。
そこに対する視点を、結構重要に思っています。

物としての佇まいも含めて、ろうそくの本来の目的は使用すること。
現在は灯りとしての役目は必要なく、安らぎのためがメインと思うけれど。
わたしが大切だなと感じるのは、日々の中で、火、炎、を目にすること。
知らず知らずの間に、「野生」を忘れないために、です。

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